(第11日目) 令和7年4月10日(木) ⛅ 
 宿泊した道の駅を出発した私は、丁度下北半島の首に当たる場所に有る道の駅「よこはま」に着きました。・・今日、北海道に渡る予定です。
 
 この道の駅も私のお気に入りで、大間から北海道に渡る時は必ずと言って良い程、前日に泊まった所です。
 
 私としては、もう下北半島の恐山(旅の話3)も訪れていますし、もうこの道の駅を訪れる事は無いと思います。・・最後のお別れですね。
 
 道を隔ててコンビニが有りますが、良くお世話になりました。
 今回もここで朝食を済ませ、ハミガキ・洗面も終えました。
 
 今まで大間に行くときは、ここからむつ市を抜けて、下北半島を海岸沿いに反時計回りで行っていました。
 しかし今回、最後という事で、海岸沿いを時計回りで大間に行く事にしました。・・かなり遠回りになると思います。
 
 初めてのコースでしたが、無事に途中の道の駅「わきのさわ」に着きました。・・もちろんここも初めての道の駅です。
 
 駐車場よりも一段高い所に、各施設が有る様です。・・まだ時間的に開館前でした。
 
 駐車場に青森県の掲示板も有りました。・・現在地赤表示
 大間まで、半分位来たことになりますか。
 
 さて出発しようかという時になって、電光掲示板に気付きました。
 文字を見てガ~ンとなりました(^^)。・・この先、通行止めです。
 写真を良く見ると、おじさんがこちらへ歩いて来ています。
 私は何かの間違いで有る事を期待して、地元民らしいおじさんに確認しましたが、通行止めに間違い無いそうです。
 ただ親切な人で、むつ市の方へ引き返せば、途中から山間部に入り大間へ行けると教えてくれました。
 全ては私が面倒くさがって、事前調査しなかった為です。
一応ナビに再入力すると、一旦むつ市へ引き返して、何時もの通常のコースを推奨しています。
 私としては、むつ市まで戻る気にはなれず、おじさんに教えられたコースを行こうと思いますが、ナビに逆らった恐山の悪夢を思い出します(^^;)。
 
 山の方に目をやると、余り嬉しい景色では有りません。
 私には、雪山の岩木山遭難事件のトラウマが有りますし・・(^^;)
 
 途中の山間部へ左折した所で、軽トラで作業をしているおじいさんが居たので、「大間まで、道はメチャクチャ悪いですか ?」と聞いたら、「道は良いよ」と答えてくれました。
 地元民の情報に意を強くして、慎重に車を走らせました。
 確かに雪は有るのですが、良く除雪され、大部分の道路は乾いていました。 
 
 途中、気持ちの悪い箇所も有りましたが、無事に初めてのコースを通り、「津軽海峡フェリー」の大間ターミナルに着きました。
 
 早速、乗船手続きの為に中に入ります。
 
 入った途端、違和感を感じました。
 カウンターには誰もいないし、スタッフが床清掃をしています。
 そして「運休」の文字が目に入って、本日2度目の「ガ~ン」です(^^)。
 大間から函館間のフェリーが、定められた点検の為に運休の様です。
 更に確認のため、掃除中のお姉さんに声をかけたら、係の人を呼んでくれました。
 係の人の話では、12日のお昼の便から再開で、青森港発の方は通常通りという事でした。・・あと、48時間後という事になります。
 大間の付近には道の駅は有りませんが、大間崎には駐車場も有りますし、近くの「海峡保養センター」は、宿泊も出来そうです。
 でも目の前に北海道を望むと気がせいて、少し迷いましたが、今日は道の駅「よこはま」に戻り、明日朝イチで青森港を目指す事にしました。 
 
 その前に、本当にこれが最後であろう大間崎に立ち寄ります。
 これは良く食事をした店ですが、この裏に公営らしい駐車場があります。
 
 かって私がまだ元気だった(^^)車中泊初期の頃、かなり寒い季節に来た時に、この店だけ開いていました。 
 
 この土産物屋さんで、良く土産を買いました。 
 
 何やら修学旅行っぽい集団がいますね。
 
 私なんかは、修学旅行の季節に違和感が有りますが・・。
 
 右の建物は案内所ふうでしたが、この時は閉鎖されていました。 
 
 見えているのは、大間崎の灯台でしょうね。
 
 北海道は本当にすぐ近くで、霞んで見えています。 
 
 時間は一杯有る事になったので、土産物屋さんを冷やかします。
 
 先程の学生さん達で一杯だったので、程なく店を出ました。
 
 大間崎に最後の別れを告げて、入浴と昼食のため「海峡保養センター」にやって来ました。・・ここは宿泊も出来る施設の様です。
 
 大間に留まる時は、目立たない様に車中泊をしようかと思った所です。
 
 大間での最後の食事は、何故か海鮮系では無く、大間牛ハンバーグ定食になりました(^^)。・・マァ、気分次第です
 
 昼食後しばらく休憩して、道の駅「よこはま」へ向かいますが、今まで素通りしていた記念広場みたいな駐車場が有ったので、立ち寄ってみます。
 
 「下北半島と共に生まれた布海苔です」と有ります。
 
 私はイースター島のモアイ像を連想しましたが、海底に生えている昆布をイメージしているのかも知れません。
 
 ようやく道の駅「よこはま」に着きました。
 朝方、最後のお別れをしたつもりが、夕方又戻って来ました。
 相手が道の駅ですから良いですけど、人が相手だったら相当恥ずかしいですね(^^;)。
 この道の駅も夕飯は食べられないので、朝寄ったコンビニで夕飯を買い込みました。・・なんだか精神的にも疲れてしまい、色々な物を買いました。
 
 今日は誤算だらけの一日でしたが、仏滅かと思ったら先負でした(^^)。
 たしか「午前中悪し」でしたかね・・とにかく明日は、アサイチで青森港に向かいます。
 
 
(第12日目) 令和7年4月11日(金) ⛅ 
 道の駅「よこはま」を、朝の3:30分に出発しました。
 今度こそ本当のお別れですね(^^)。
 
 まだ薄暗い中、「津軽海峡フェリー」の青森港ターミナルに着きました。
 無事に7:50分発のフェリーの乗船手続きを済ませました。(19,760円)
 
 まだ時間が有るので、近くのコンビニで朝食を済ませ、少し付近を散策してみました。
 
 又、先頭車両となりました。・・と言ってもトラックが先になりますが。
 
 時間になり、いよいよフェリーは青森港を離れます。
 
 とにかく大間からと違い青森港~函館港コースは、陸奥湾を出るだけでも時間が掛かります。
 幸いガラガラなので、窓際の椅子に座って数独でもやります。
 
 数独にも飽きて、そう寒くも無いので、デッキに出てみました。
 
 こちらお世話になった(^^)下北半島ですね。
 
 北海道第1日目が、天気も悪くなくて良かったです。
 
 津軽海峡に入ったようですね。 
 
 ようやく函館の街と函館山が、見えて来ました。
 
 フェリーは、函館港に入って行きます。
 
 フェリーは見所の多い函館(旅の話1旅の話7)に着きましたが、今回はパスします。・・帰りに時間が有れば、少し廻りたいと思います。
 前回の北海道の旅は、反時計回りだったので、今回は時計回りにします。
 北海道最初の道の駅「みそぎの郷きこない」に着きました。
 
 みそぎ ? と名前に少し違和感を覚えますが、木古内町に江戸時代から続く「寒中みそぎ祭り」に ちなんでいるそうです。
 北海道新幹線が、青森・竜飛岬から青函トンネルを抜けて、北海道最初の駅が、この木古内駅になるそうです。
 そのせいか、この道の駅は少しオシャレな感じを受けます。
 
 まだ、昼食を食べていないので、中に入ってみます。
 オレンジのキャラクターは 、ポストですか ! ?(^^)。
 
 何時ものように、物産館を少し廻ってみます。
 
 「ミニ水族館」が有りました。
 
 海の生物を展示している様ですね。 
 
 フードコート ? が有ったので、昼食にします。 
 
 名物コロッケ ? が有ったので、カレーのトッピングにしました。
 味は特にいう事は有りませんが、実は朝食の時に気付いたのですが、下北半島の出来事のせいか(^^;)、軽い口内炎が出来ていました。
 それを忘れて、刺激物を頼んでしまいました(^^)。
 もちろん我慢して食べましたが、これから悪化しない様に祈るのみです。
 
 昼食を終えた後、道路を渡って浜に出てみました。
 
 表示板が有って、懐かしい(^^)大間崎や函館山が表示されています。
 
 左手に、函館山が見えていますね。
 
 右手は、これから向かう松前方面です。
 
 道の駅を出て、函館から見ると一旦斜めに南下しています。
 さすがに寒々しい景色が続きます。
 
 入浴のため、車中泊本で見つけた知内町健康保養センター「こもれび温泉」に入ります。
 余談ですが「木漏れ日」という言葉は、日本人の感性が感じられる美しい言葉ですね。
 私も好きな言葉で、名歌「シクラメン」(^^)に取り入れようとしましたが、出来ませんでした。 
 
 田園風景が続く中を更に進みます。 
 
 
 この辺は、わたし的には特に観る所も無く、道の駅「しりうち」に着きました。
 
 函館からそう遠くないこの道の駅は、以前宿泊した事が有ります。
 でも夕飯は食べられず、かなり函館方面へ戻り、コンビニを探した事があります。
 
 中へ入ってみますが、特に目立つものは有りませんが・・
 
 2階に郷土の大スター・・というより、日本の演歌の大スター大御所・北島三郎さんのコーナーが有りました。
 北島さんは函館出身で、以前述べた事が有りますが、競馬の持馬の稼いだ賞金だけで、60億円以上とか聞いたことが有ります。
 自宅には、一つ〇千万円の品物がゴロゴロ有る・・そうです(^^)。
 
 この道の駅には、北海道新幹線の展望塔が有りました。
 北海道民の喜びが伝わって来るようですね。
 
 エレベーターに気付かず、階段を使って上がりました。
 
 中々、新幹線を待つ気にはなれず、展望塔を下りました。
 
 更に南下して、今日の宿泊予定の道の駅「横綱の里ふくしま」に着きました。
 
 ここは町中の小さな道の駅で、一度立ち寄った事が有りますが、暑い季節ですぐ通り過ぎました。
 
 道の駅に隣接して、「横綱千代の山・千代の富士記念館」が有りました。
 千代の山は名前だけは聞いたことが有りますが、ウルフ・千代の富士はもちろん良く知っています。
 小兵力士は、飛んだりすかしたりの技が多いのですが、千代の富士は横綱にも真っ向勝負を挑み、最後は記憶にも記録にも残る大横綱となりましたね。・・もう開館時間は終わっていました。
 
 夕飯は近くに北海道限定のコンビニ・「セイコーマート」が有りましたので、口内炎に気を使ったコンビニ飯となりました。
 こうして、北海道上陸1日目は終了しました。
 
 
 (第13日目) 令和7年4月12日(土)
 いつもの通り、早朝に道の駅を出発した私は、左手に津軽海峡を見ながら豊島半島を南下します。・・朝日が昇り始めました。
 
 程なく、北海道最南端の白神岬に着きました。
 改めて地図を見ると、青森県の竜飛岬ととても近いですね。
 この間に北海道新幹線の青函トンネルが通っています。
 
 展望広場として、施設も整備されています。
 
 松前方面ですが、崖の半トンネル(何ていうんですかね?)が見えています。
 
 
 こちらは、やって来た函館方面です。
 
 ここにも有りました。・・北海道は特に多いですね。
 
 これから、松前城に向かいます。
 
 松前城(旅の話10)に着きました。
 
 小ぶりの天守閣ですね。
 
 土曜日ですが、早朝なので誰も居ません。
 
 まだ早いのですが、桜の名所で城の周辺は公園になっています。
 
  早朝の弘前城観光を終えて、休憩のため道の駅「北前船 松前」にやって来ました。 
 
 
 人が少ない内に・・と思ってか、白線引きの作業をしていました。
 作業の人に断って、邪魔にならない場所に車を止めます。
 
 当然、まだ開館前ですね・・この道の駅は全体が、この後向かう道の駅「江差」に感じが似ています。
 
 階段が有って海に下りられる様ですが、干潮みたいですね。
 
 これから向かう方向になります。
 
 ぼんやり島影が見えていますが、名前は分かりません。
 
 道の駅「北前船 松前」から今度は北上を始めて、道の駅「上ノ国もんじゅ」(旅の話9)に着きました。
 
 いい天気ですね・・この旅一番の天気かも知れません。
 
 この道の駅も私のお気に入りで、居心地の良さに連泊した事も有ります。
 近くに多分公的な「花沢温泉簡易浴場」があり、良く利用しました。
 当時は、公民館に温泉が付いているような雰囲気で、入浴料も200円位でした。
 私はその素朴な雰囲気が大好きでしたが、その内に新しく改築されて、綺麗な温泉に生まれ変わりました。
 新築温泉も入浴料はさほど変わっていませんが、前の温泉が懐かしく思い出されます。・・そのせいか、今回はパスしました。
 
 今回初めて、海沿いの道に下りてみました。
 私は 知りませんでしたが、この道の駅の名前の由来になった文殊菩薩に見える岩が有るそうです。
 この時は知らなかったので、注目する事も無く通り過ぎてしまいました。
 
 昼食はヒラメ丼にしました。・・てっくい丼というのかも知れません。 
 
 道の駅を出て、江差町の「開陽丸記念館」(旅の話10)に寄りました。
 
 復元された物らしいですが、優美な姿を見せています。
 
 今日の宿泊予定の道の駅「江差」に着きました。
 わたし的には、「江差」という地名は郷愁を覚える地名で、こまどり姉妹の「ソーラン渡り鳥」という歌にちなんで、いろは歌も作りました。
 
 この道の駅は「日本で一番小さな道の駅」という声も有る程小さな駅で、私も泊まるのは初めてです。 
 
 何やら剽軽そうなモニュメントが有りました。
 
 駐車場に車は殆どなかったのですが、日も暮れようとする頃、数台の車が集まって来ました。 
 
 ・・この落日を見るための様です。
 
  私も車の中から見る事にして、途中コンビニで買った夕飯を食べます。
 心配した口内炎も大した事も無く済みそうです。
 こうして13日目の旅も、無事に終わりました。
 
 
 (第14日目) 令和7年4月13日(日)
 今日も北上を続けますが、途中通行止めの箇所が有りました。
 少しバックして、表示してあるう回路を探しましたが、見つかりません。
 近くにコンビニが有ったので、牛乳と蒸しパンという朝食を買って、店員さんにう回路を尋ねました。
 すると親切な店員さんで、わさわざ外に出て来て、道を教えてくれました。
 う回路を示す表示が小さく、つい見逃してしまいました。
 
 小山の中腹を通る様な感じのう回路を通り、道の駅「ルート229元和台」に着きました。
 
 ここは余り馴染の無い小さな道の駅です。
 
 港を見下ろす高台に有ります。
 
 昨日は入浴をしていないので、本で見つけた国民宿舎「あわび山荘」で入浴する事にしました。
 
 まだ開館前でしたので、しばらく車で待機します。
 
 殆ど客の居ない浴槽で、ゆっくり入浴の後、しばらく車で休憩します。
 
 更に北上を続け、道の駅「てっくいランド大成」に着きました。
 
 まだ開館前の様ですし、更に北上します。 
 
 左手に、日本海を見ながらのドライブです。
 道に車は殆ど走っていないので、目に付いた場所はゆっくり眺めます。
 
 その内に風が強くなり、波の飛沫が靄の様に漂っています。
 私は大事に乗って来た車なので、本気で右側の山の方に入り、谷川の水を愛車に掛けようかと思いましたが(^^)、マァこの後の雨に期待する事にしました。
 
 ちょっと車を止めてみましたが、" 窓岩 " と読めるようですね。
 
 道の駅「よってけ ! 島牧」に着きました。
 
 付近の道の駅を案内しているようですが、全部立ち寄った事が有ります。
 
 一応、昼食を食べようと思い、施設の中に入ります。
 
 メニューを見ましたが、口内炎を刺激しそうなものが多く、パスをする事にしました。
 道の駅を出た後、北海道限定の道の駅「セイコーマート」で、助六のパックで簡単に昼食を済ませました。
 
 これから寿都(すっつ)に向かいますが、途中に弁慶岬が有ります。
 また風雨が強くなり横着をして、車の中からの撮影です。
 車中泊初期の頃、この岬を見て驚き、たくさんの晴天写真を撮りましたが、壊れてしまったPCの中に眠っています(^^;)。
 
  
続く